消極的でなんだか自分に自信を持てていなかった子どもがいました。
大人の 「頑張ってやってみる?」 の一言からあることに挑戦し、それができたことで少しずつ積極性がでてきて、次から次へいろんなことにチャレンジする意欲が見えてきました。そして、その挑戦をこなしていくことで表情も豊かになっていきます。
ちょっとした大人からの働きかけで、どんどんと子どもは成長していくのです。
「自分でできたこと」 に対して本人が喜ぶ。親が喜ぶ。そしてまた、親が喜んでいる姿を見て子どもが喜ぶ。周りの人たちも一緒になって声をかけたり、直接ことばを交わすことがなくても、その姿を見ていた人たちが微笑んでいたり、スウェーデントリムパークではとても温かな光景があります。
泣いている子どもに 「どうしたの?大丈夫?」 と優しく声をかける。勇気が出なくて立ち止まっている子どもに 「絶対大丈夫だからやってごらん!」 とはげます。自分よりも小さな子どもやちょっぴり自信のない子どもに、がんばれ!という 「表情」 や 「視線」 を送る。こういう子どもたちがたくさんいます。
そして、自分の子どもの手助けをしてくれた子どもに 「ありがとうね」 と優しい笑顔で伝えている大人。
いつも心も体も一緒にいないと不安だった母親と子ども、けれどもその間に誰かが少しだけ風を吹き込むことによって心はつながったままちょっとずつ体だけ離れ、それぞれが新たな自分の世界に気付き入っていく。
これからも、たくさんの子どもと大人の成長がスウェーデントリムパークで見られるのが楽しみです。
トリムコーチ 野村